見えなかった放射線を見えるようにすることで、安心して放射線を使う世界を実現する
株式会社 京都 Space Gamma

About us

“これまで見えなかった放射線を見えるようにすることで、安心して放射線を使う世界を実現する”

放射線は発見以来120年に渡り、医療、エネルギー、農業、工業など近代文明に大きな役割を果たしてきましたが、
その危険性の視覚可が困難なため常に社会に不安を与えてきました。
我々は放射線の中の一種であるガンマ線を光学カメラと同様に高精度で可視化できる技術を開発しました。これを発展させ
医療、エネルギー産業等に応用することで、社会が抱く放射線不安を軽減し、安全で新しい放射線利用を推進し、
人類の発展に貢献していきたいと思っています。

BUSINESS

開発内容

ETCC:電子飛跡検出型コンプトンカメラ
これまでできなかった、γ線の記録を、光を記録するカメラのように検出・記録する技術

光学カメラを用いた画像情報処理は幾何光学原理に基づき画像内の情報精度が保証されています。一方、核ガンマ線は光と同じ電磁波ですがエネルギーが高く量子としてふるまうため、反射・屈折が使えず画像化が困難でした。

今まで不完全なガンマ線と物質の反応の再構成を用いたガンマ線カメラが研究されていましたが光学カメラのような集光は実現できず、精度の低い画像情報しか得られませんでした。このETCCはガンマ線と物質の反応(コンプトン散乱)を完全に測定・採光し電気的にガンマ線を光と同様集光する技術を確立・実用化しました(ETCC)。この技術により光の画像情報処理と同等の画像処理を核ガンマ線で実現しました。

 

ETCCの詳細な性能評価は次のリンク先を参照してください。Detailed Information of ETCC

応用分野

医療機器
中性子照射による新しい癌治療装置と組み合わせることで、従来のSPECTやPETに比べ、高精細で被曝量が少ない、癌疾患位置検査を可能とする装置を実現します。

 

環境測定
従来は困難であった、高精度な放射線量分布の測定装置が実現できます。また、原子炉廃炉作業時の放射線源の特定など原発事故の廃炉処理への応用も期待できます。

 

非破壊検査
従来のX線検査では困難であった、コンクリート内部の水の検出や、構造体内部の物質の特定ができる非破壊検査装置を実現します。

 

資源探索
上空から測定することで、地中に存在する資源の探査が可能となります。

 

 

COMPANY

社長メッセージ

社長

株式会社京都Space Gammaは、京都大学谷森研究室で開発された、世界で唯一のガンマ線イメージングカメラを製品化するために生まれました。この装置を使うことで、これまで見えなかったガンマ線が見えるようになります。私たちはこれを製品化することで、福島の原発事故からの早期復興と、癌診断という、全く異なる、2つの大きな社会課題解決に貢献致します。私たちは、世界のどこにもない、全く新しい技術とアイディで、世界の発展に寄与して参ります。

株式会社京都Space Gamma
代表取締役 石本 学

会社概要

会社名 株式会社京都SpaceGamma
所在地 京都府京都市左京区吉田本町36-1 国際科学イノベーション棟西館104-3
設立 2017年3月1日
代表取締役社長 石本 学
株主 谷森 達 (京都大学)
髙田 淳史 (京都大学)
福島SiC応用技研株式会社
石本 学 (代表取締役)

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